埼玉学生誘掖会砂土原寄宿舎々歌の由来

 埼玉学生誘掖会寄宿舎々歌は、東京都新宿区砂土原町にあった寄宿舎の寮歌として、寮生の心意気を綴った青春歌であります。 寮では、入寮式、卒寮式などの行事で斉唱したほか、コンパなどの席では肩を組んで蛮声を張り上げたものです。
 その砂土原寮は平成13年3月末をもって廃止となりましたが、舎歌は埼玉学生誘掖会の伝統として今日の奨学生にも引継がれ、 誘掖会の行事で歌われております。
 この舎歌は、大正5年(1916年)に歌詞の公募が行われ、寮生であった当時の文科大学生(現在の東京大学文学部)宮内直吉氏が当選して、 これに第一高等学校教授杉敏介氏の補作が行われ、更に東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部)教授島崎赤太郎氏の作曲によって完成したものです。 


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